モデル駆動型アプリで Dataverse のデータをインポート・エクスポートする方法

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こんにちは、Power Platform サポートチームの鎌田です。
本記事では、モデル駆動型アプリを使って、Dataverse テーブルのデータを Excel や CSV でエクスポート・インポートする方法を説明します。

  • Excel にデータをエクスポートする方法と、エクスポート形式の使い分け
  • Excel (.xlsx)、CSV、XML ファイルからデータをインポートする手順
  • Excel Online でデータを編集し、変更内容を Dataverse に保存する方法
  • 操作時の主な制限事項と注意点

目次

  1. 全体像
  2. データをエクスポートする
    1. Excel にエクスポートする
    2. エクスポートのオプション
    3. エクスポート時の制限事項と注意点
  3. データをインポートする
    1. インポートするファイルを準備する
    2. ファイルをインポートする
    3. マッピングを確認する
    4. インポート時の制限事項と注意点
  4. Excel Online でデータを編集して保存する
  5. まとめ
  6. 参考情報

全体像

モデル駆動型アプリでは、対象のテーブルを開き、コマンド バーからデータの出し入れができます。

やりたいこと 使う機能 対応する形式
Dataverse のデータを Excel に出力する Excel にエクスポート Excel Online、静的ワークシート、動的ワークシート、動的ピボット テーブル
Dataverse にデータを取り込む Excel からのインポート、CSV からのインポート、XML からのインポート Excel ワークブック (.xlsx)、CSV、XML スプレッドシート 2003 (.xml)
Excel Online でデータを編集して、Dataverse に保存する Excel にエクスポート > Excel Online で開く Excel Online

データをエクスポートする

Excel にエクスポートする

  1. モデル駆動型アプリで、エクスポートするテーブルと該当するビューを開きます。

  2. 一覧に、エクスポートしたいデータ (列) だけが表示されているかを確認します。列の編集 を選択して、足りない列は追加し、不要な列は削除してから、適用 を選択します。エクスポートされるのは、一覧に表示されている列です。

  3. コマンド バーの … (その他のコマンド) を選択し、Excel にエクスポート を選択します。

  4. ダウンロードが完了したら、保存されたファイルを開きます。

データは、アプリに表示されているものと同じ形式でエクスポートされます。

エクスポートのオプション

Excel にエクスポート のメニューには、用途に応じた次のオプションがあります。単にデータを Excel に出力したい場合は、上記の手順で十分です。

オプション 用途
Excel Online で開く データを変更せずに分析する場合や、複数の行をまとめて編集する場合に使います。編集した内容は Dataverse に保存できます。詳細は Excel Online でデータを編集して保存する をご確認ください。
静的ワークシート 現在のビューのすべてのページを、スナップショットとしてエクスポートします。アプリにアクセスできないユーザーにデータを共有する場合にも使えます。
静的ワークシート (ページのみ) 現在のページに表示されているデータだけをエクスポートします。
動的ワークシート Excel の更新機能を使って、Dataverse から最新のデータを取得できるワークシートをエクスポートします。
動的ピボット テーブル ピボット テーブルでデータを確認する場合に使います。

エクスポート時の制限事項と注意点

  • 静的ワークシートと動的ワークシートは、一度に最大 100,000 行までエクスポートできます。
  • エクスポートがタイムアウトする場合は、次の方法をお試しください。
    • フィルター条件を調整して、エクスポートする行数を減らす。
    • ルックアップ列を減らす。
    • 列の数を減らす。
  • 仮想テーブルは、Excel へのエクスポートをサポートしていません。

データをインポートする

インポートするファイルを準備する

インポートするファイルは、エクスポートした Excel ファイル (.xlsx) にデータを追加して作成できます。

  1. Excel にエクスポートする の手順で、インポート先のテーブルを Excel にエクスポートします。

  2. エクスポートしたファイルを開き、インポートするデータを入力します。既存の行の値を編集してインポートすると、該当する行が更新されます。

  3. ファイルを保存します。

重要

列の追加・変更はしないでください。追加・変更した列はテーブルにマップされないため、インポートが失敗します。計算列、ロールアップ列、保護された列は、Excel 上では編集できますが、Dataverse にインポートして戻すことはできません。

アプリからダウンロードできる Excel テンプレート (Excel テンプレート > テンプレートのダウンロード) を使う方法もあります。

ファイルをインポートする

  1. モデル駆動型アプリで、インポート先のテーブルを開きます。

  2. コマンド バーの … (その他のコマンド) を選択し、インポートするファイルの種類に合わせて、次のいずれかを選択します。

    • Excel からのインポート: エクスポートした Excel ファイルなど、.xlsx ファイルを使用している場合に選択します。
    • CSV からのインポート
    • XML からのインポート

  3. ファイルの選択 で、インポートするファイルを選択します。インポート済みレコードの所有者を確認し、次へ を選択します。

  4. 重複の許可 をするかどうかを選択します。

  5. CSV と XML の場合は、次の設定を確認します。Excel ファイルの場合、この手順は不要です。

    • CSV の場合: データ区切り文字とフィールド区切り文字を選択します。
    • CSV と XML の場合: 代替キーを定義している場合は、代替キー のドロップダウン リストから選択します。代替キーは、インポート時に行を一意に識別して更新するために使用されます。
  6. マッピングの確認 を選択し、列が正しくマップされていることを確認します。問題がなければ、インポートの完了 を選択します。

  7. 進行状況の追跡 を選択して、インポートの進行状況を確認します。ステータスが「完了」になり、成功した件数が表示されれば、インポートは完了です。

インポートが完了すると、テーブルの一覧にデータが反映されます。

マッピングを確認する

インポート時には、ファイルの列見出しがテーブルの列の表示名と一致しているかを確認します。一致する列は自動でマッピングされます。一致しない列は、手動でマッピングする必要があります。

  • プライマリ フィールド: インポートに必須の列です。マップ済みの列には、緑色のチェック マークが表示されます。
  • オプション フィールド: 任意の列です。列見出しが表示名と一致する場合は、自動で選択されます。
  • 一致しない列: 赤い感嘆符が表示されます。マップ先の列を選択してください。
  • 無視: オプション フィールドでのみ選択できます。無視した列のデータはインポートされません。

ファイルの列に固定された値のセット (「はい」と「いいえ」、「低」と「高」など) が含まれる場合は、その列を オプション セット 型の列にマップします。オプション セット列の横のボタンを選択し、値を選択して、OK を選択してください。

インポート時の制限事項と注意点

  • インポートできるファイルの最大サイズは、.zip ファイルが 32 MB、その他の形式が 8 MB です。
  • 一度にインポートできるファイルは 1 つです。複数のファイルをインポートする場合は、ウィザードをもう一度実行します。

Excel Online でデータを編集して保存する

Excel にエクスポート のメニューにある Excel Online で開く は、エクスポートだけでなく、編集した内容を Dataverse に戻すインポートの用途でも使えます。既存の行の編集に加えて、新しい行の追加もできます。Excel Online でデータを編集して 保存 を選択すると、変更内容がインポート用に送信されます。ファイルをダウンロードしたり、インポート ウィザードを操作したりする必要がなく、簡単に編集できます。

  1. モデル駆動型アプリで、編集するテーブルと該当するビューを開きます。

  2. コマンド バーの … (その他のコマンド) を選択し、Excel にエクスポート > Excel Online で開く を選択します。

  3. Excel Online で、データを編集します。編集が完了したら、保存 を選択します。

  4. 「インポート用にデータが送信されました」と表示されたら、進行状況の追跡 を選択して、インポートの進行状況を確認します。

インポートが完了すると、編集した内容がテーブルの一覧に反映されます。

次の点にご注意ください。

  • Excel Online で追加したグラフ、計算、列、色などは、Dataverse には保存されません。ファイルの保存時の問題を避けるため、Excel のセルの既存の書式は保持してください。多数の変更を行うと、インポートが失敗する場合があります。
  • Excel Online で開く は、すべてのテーブルで使えるわけではありません。オプションが表示されない場合は、そのテーブルでは使用できません。

まとめ

モデル駆動型アプリのコマンド バーを使うと、Dataverse テーブルのデータを、Excel や CSV でエクスポート・インポートできます。

  • データの出力は、コマンド バーの Excel にエクスポート を選択するだけで行えます。用途に応じて、メニューのオプションも使えます。
  • データの取り込みは、エクスポートした Excel ファイルにデータを追加し、列を変更せずにインポートします。
  • 少量のデータを編集して反映したい場合は、Excel Online で開く を使うと、ファイルのダウンロードやインポート ウィザードの操作なしで、編集内容を Dataverse に保存できます。

参考情報

※本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。